調布市の歯科、歯医者なら精密治療が評判のあきら歯科

 京王線柴崎駅南口改札正面   駐車場完備

2020年8月9日更新

コロナ禍の中の今だからこそ、お口の中(命の入り口)を整える、口腔ケアを大事に考えて欲しい!

   

東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。

今回は、

コロナ禍の中の今、お口の中(命の入り口)を整える、口腔ケアの大切さ

を考えます。

日本歯科医師会や保険医協会の調査によれば、本年度4月の受診件数は、昨年同月より20%減少したと言われています。患者さんの中には、治療を自主的に延期した結果、う蝕や歯周病が重症化してしまったとの声が寄せられているようです。治療途中の患者さんに限らず、テレワークやステイホームの環境下で直接人に会う機会が減ったことから、歯磨きの習慣や回数が減ったり、口腔ケアが疎かになったりしている人は多いのかもしれません。しかし、ウィズコロナの時代に突入した今、口腔ケアを怠ることは単なるお口の中の汚れだけではなく、大きなリスクが伴うことがあります。お口の中が汚れることによって、免疫力低下により、感染症にかかりやすく、重症化するリスクが高まることが言われています。

季節性インフルエンザにおいては、冬期6カ月間に歯科衛生士による口腔ケアを受けた人のインフルエンザ発症率が1%だったのに対して、受けなかった人は9.8%と、約10倍の差が出たことが発表されています。(2006年「日本歯科医学会誌25号」)。

神奈川歯科大学副学長の槻木恵一教授によると、唾液の99%は水分ですが、残り1%に100種類以上の成分が含まれています。この中にある抗ウイルス・抗菌作用を持つ免疫物質が、インフルエンザをはじめ様々な感染症から私たちの体を守ってくれています。

唾液中にある免疫物質は、口内に侵入したウイルスにくっつき、ウイルスが粘膜に付着させないように取り囲み、免疫物質に取り囲まれたウイルスは唾液の自浄作用によって洗い流されます。

しかし、口腔内に歯周病菌などの病原菌が存在すると、ウイルスを粘膜細胞に侵入しやすくするプロテアーゼという酵素を出します。これによりウイルスを活性化させることで感染が起こってきます。

感染防御には口腔内の環境『命の入り口』が大切であることが解ります。1日2~3回の歯磨きで口腔内の衛生を保っておかないと、ウイルス感染を助長することになります。
通常なら、唾液中にある免疫物質がウイルスを取り囲み、粘膜内に侵入しないようにブロックして唾液の自浄作用によって洗い出されますが、口腔内に歯周病菌などの病原菌が多く存在すると、ウイルスの侵入を手助けする『プロテアーゼ』という酵素が出てウイルスが活性化してしまい、感染リスクを高めてしまいます。

そして、インフルエンザと同じように口腔内での活性化様式を呈することが新型コロナに関してもいえる可能性があると言われています。

歯周病は歯に付着した細菌の塊である歯垢が引き起こす炎症と、それに対する生体反応により、歯を支える歯周組織が失われる病気です。

歯周病の悪化は、糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞、認知症など、さまざまな病気に悪影響を及ぼします。唾液中にある歯周病菌が、歯周ポケットや虫歯で開いた穴を通して、血管を経由し、全身に巡っていきます。この歯周病菌が、ウイルス性感染症の重症化リスクを高めると言われています。

歯周病が重症化する前に、歯科医院で適切に処置をし、歯垢や歯石を除去して口腔内の良好な環境を維持したいですね。それと同時に、ご自宅でのホームケアも大切です。病原性のある細菌数を減らし、口腔内を良好に保つことが重要です。手洗い・うがい・マスクはもちろんのこと、お口のケアも重要な防御策ですね。

『お口は、命の入り口』大切に考えたいですね。

今は、誰もが新型コロナウイルス感染症にかかる可能性がある時だからこそ、健康維持・感染予防対策にも、口腔ケアはとても重要な対策の1つです。しかし、そんな中、歯科医院に通院することにも不安があったり、外出をできるだけ避けたいという思いもあるかと思います。各歯科医院において最善の感染症防止対策を行っていることと思います。診療の継続・延期やメインテナンスの継続・延期などは、かかりつけの歯科医とよくご相談されることをお勧め致します。

今後も私たち歯科医師、歯科医療従事者は、『感染しない・感染させない』ことに細心の注意を心がけ、皆様に安全・安心な歯科医療体制を提供するために頑張ってまいります。


あきら歯科

〒182-0007 東京都調布市菊野台2-22-2 サンメディカルビル1F
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