2017年5月21日更新
患者様の声 審美歯科編(神経保存・唇側歯肉の薄いケースの対応)
2017/09/15
東京都 調布市 京王線 つつじヶ丘駅・国領駅のとなりのレトロな駅
柴崎駅南口正面のあきら歯科 院長 伊藤 玲です。
今回は、神経を保存してジルコニアクラウンで4本の審美歯科治療を行った患者様にアンケートに答えて頂きました内容をお伝えいたします。
世田谷区在住 40代 女性
Q) 治療前にお口の状態で気になっていたことはどのようなことですか?
A) 前歯のスジ(治療時の)、全体の色
Q) 治療完了後の状態は、治療前と比べていかがでしょうか?
A)歯並び、色共に満足しています。違和感もありません。
院長コメント:
上の前歯4本の歯に、ジルコニアオールセラミッククラウンによる被せ物で修復いたしました。プラスチックによる修復がされていましたが、着色や境界が目立ち審美的障害を認めます。そこで、ジルコニアオールセラミッククラウンによる被せ物での審美的回復を行いました。歯冠形成量に注意しながら、神経を温存し、仮歯(プロビジョナルレストレーション)で様子を見ます。また、歯ぐきの下0.5mm程度(歯肉縁下にマージンラインを求める)のところまで削合形成することで、クラウン(被せ物)の接点を隠し、審美的に良好な状態を得ることが通法ですが、唇側歯肉厚が薄いタイプのケースでしたので、歯肉縁下にマージンラインを求めると歯肉退縮(歯肉の後退)するリスクがあるため、見えるか見えないかぎりぎりの境目、歯肉縁で形成ラインを留めて安全性を優先して設計しました。
ジルコニアオールセラミッククラウンは、金属を使わないメタルフリーの被せ物のため、金属色の写り込みがなく、透明感があり、境目が目立たないことがメリットです。自信をもって笑顔を見せて頂ける様に患者様と歯科医と技工士の3者で形態、色、透明度などを相談しながら、患者様のニーズに応えられる様に計画を立てて製作いたしました。
患者様もご満足頂き、お口の中全体が明るくなり、心地よく過ごして頂けていることに嬉しく思います。術前に比べると調和がとれて自然感を表現できたと思います。歯科医師と技工士が連携を組んで心を込めて製作いたしました。今後は、定期的メンテナンスでお口の良い環境を維持して頂ければ幸いです。
あきら歯科
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