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2020年9月17日更新

近年の子供たちのお口ポカン・口呼吸の増加は、食べ物,食事の変化、欧米化の食習慣だけではありません。食べ方・食の捕らえ方(捕食)にも問題ありかも?!

   

東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。

『近年の子どもたちのお口ポカン・口呼吸の増加傾向はどのようなことが問題となっているのか?』ということを考えます。

近年、お口がポカンと開いていたり、口呼吸が習慣化してしまっている子どもさんが多く見かけます。

食文化の大きな変化や欧米化した食事、食事への興味の変化など様々な食習慣の変化により、食事への第一歩となるお口には、大きく影響しています。

お口ポカン・口呼吸の増加の理由は、赤ちゃんの頃からお口周囲への刺激が不足し、十分な機能がなされず、舌や口唇の機能が発達不十分ということになっている傾向と考えます。

幼児期に『よく噛みなさい』と『咀嚼』の大切さは伝えられて理解しているものの、『食べ方』『食べ物の捕らえ方』を考えることを見逃していた傾向があったかもしれません。

『食べ方』『食べ物の捕らえ方』すなわち『捕食』とは,食べ物を認識し、口唇(くちびる)や舌(ベロ)を巧みに操って行う動作です。そして、同時に前歯での咬断(咬み切る)動作も行われます。

この『捕食』という本来ある動作が、口唇(くちびる)や舌(ベロ)の発達・発育に重要なものとなっています。その『捕食動作』『捕食力』が弱く不十分だと、口唇(くちびる)や舌(ベロ)の機能の発達・発育が弱まり、お顔を構成する顔面表情筋の発達に影響します。

お口ポカン・口呼吸で口が開いてしまうのは、これらの顔面表情筋の発達不足と考えられます。

動物も食べ物をかじり摂るためには,前歯と口唇(くちびる)と舌(ベロ)を巧みに扱います。

『捕食』により口唇に力が入ることで、顔面表情筋の発達につながります。その結果、お口ポカン・口呼吸のリスクが下がり、機能的なお口の環境を育むことができるのです。

前歯で、しっかりと噛みちぎり、奥歯へ食べ物を運び入れる動作は、人間の大切な咀嚼機能であり食行動です。そのような成長促進を意識して、適正な時期に、適正な食べ方をすることで自然と正しい位置に歯や骨が成長すると考えます。

子供たちのお口ポカン・口呼吸の増加は,『捕食』の作用低下が大きく影響していると考えます。

乳幼児期の段階から、『食べ方』や『お口周りの表情筋』に気にかけながら『食事の摂り方』を考えたいですね。

 

 


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