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2017年10月17日更新

離乳食を終える頃、乳歯が生える時期の食べることの興味と本能を大切に。アゴを育てる意識で食べさせたい!

   

東京都 調布市 京王線 柴崎駅南口正面 あきら歯科 院長 伊藤 玲です。

乳歯の時の噛む機能(咀嚼機能)を大切にしたい!

今回は、乳幼児期における『噛む機能(咀嚼機能)』について考えます。

子供の栄養摂取に関する機能は,新生児期の母乳を摂取する吸啜反射から始まり、離乳期・離乳食を経て咀嚼習慣を学習、獲得し咀嚼を確立していきます。

赤ちゃんの新生児期の母乳を摂取する吸啜は反射によるものです。この場面では、口唇やアゴの動きはそれほど機能せず,舌の方が活発に動きます。

乳児の発達に伴い、哺乳のための吸啜反射は徐々に減少し,生後4~6か月頃で消失していきます。それに伴い、スプーンからの食べ物の摂取が可能になり離乳期・離乳食が始まります。

そして、乳切歯(乳歯の前歯)が生え始める頃には,歯槽骨(歯を支える骨)の成長も活発になり,顎の幅が拡がり高さも増すことで,舌が口の中におさまって動きやすくなります。

上下の乳切歯(乳歯の前歯)が生えてくると,口唇と舌の動きが分断され,舌で食べ物を押し潰すことができるようになります。

1才になる頃には奥歯の乳歯が生える前兆で歯ぐき部分が盛り上がってくるため,奥の歯ぐきで食べ物をつぶすことができるようになります。

歯ぐきで食べ物を潰すためには、舌とアゴの連動が必要となり,咀嚼の基本的な動きを獲得します。

歯ぐきで食べ物を潰せるようになることで、少々硬い物が食べられるようになります。

その咀嚼行動を獲得し始めた頃には、食に興味を持ちだし、手づかみで食べ物を口にもっていったり,上下8本の前歯の乳切歯で咬み切ることが可能になります。

このような、興味ある時期にどのように、アゴの成長を促進させるかがとても大切となります。

1才前半には第一乳臼歯(乳歯の奥歯)が生え始めるため,奥歯を使って噛む動きがでてきます。

1才8か月頃には上下の第一乳臼歯(乳歯の奥歯)の噛み合わせができあがって,奥歯で噛み潰すことが始まります。

2才すぎには,第二乳臼歯(乳歯の最後方奥歯)が生え始めます。

2才半すぎには上下が咬み合って,乳歯列の咬み合わせが完成します。

第二乳臼歯(乳歯の最後方奥歯)が咬み合うことで、食べ物をすり潰すことが可能になり,殆どの食品が食べられるようになり、咀嚼力(噛む力)も増大します。

上下の奥歯が咬み合うことで大人に近い咀嚼習慣を獲得し、硬い物も食べられるようになります。

こうした、乳歯の生える時期に、どのように、何を適正に摂取させるかがとても大切ですね。栄養ももちろん大切ですが、食べ物の硬さや噛み応えを意識しながら、アゴと歯を育てることを考えることもとっても大事なことです。子ども本来の成長に合わせた食事を考えたいですね。

 

 


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