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2017年3月10日更新

患者様の声 垂直歯根破折歯の口腔外接着再植法編 40代 女性

      2019/06/28

40代 女性

左下大臼歯部の歯肉部違和感と痛みを訴え、当医院来院。
大臼歯の垂直歯根破折が原因で炎症が広がり、痛みが治らない状態の患者様です。
通常は、抜歯が第一選択となりますが、消炎処置後、『垂直歯根破折歯の口腔外接着再植法』を行った患者様です。

垂直歯根破折歯の口腔外接着再植法

被せ物の咬合面(表面)に過度な咬合力による負担荷重により咬耗(すり減り)を認めます。

CT検査で根尖部分に透過像(骨の溶解様所見)を認めます。

被せ物を外し、排膿処置を施します。垂直歯根破折を認めます。

消炎処置が落ち着いた3週間後に『垂直歯根破折歯の口腔外接着再植法』を施行。抜歯すると垂直歯根破折線が歯根部分にまで及んでいます。

破折線部分を削合します。

削合した部分に歯科用接着性ボンドで接着し、根尖部分を削合します。
抜歯した抜歯窩の炎症性不良肉芽組織を除去し、口腔外で接着した歯根を元の位置に再植し、縫合します。

手術後5週間後に土台を装着し、仮歯で経過観察します。

手術後5ヶ月後に最終補綴物を装着し完了します。

術後1年4ヶ月経過の口腔内写真。

術後2年6ヶ月の口腔内写真。

 

術後2年6ヶ月のレントゲン写真。

術後3年の口腔内写真。

術後3年のレントゲン写真。


Q1.治療前にお口の状態で気になっていたことは、どのようなことですか?

A1. 痛みがあった。

Q2.治療後の状態は、治療前と比べていかがでしょうか?

A2. 以前のような噛む力はないが、抜歯しなくて良かったことに満足している。

院長コメント

歯肉に膿がたまり、違和感と痛みを伴いご来院され、まずは痛みを取るべく被せ物を外し、排膿処置を施しました。『垂直歯根破折線』を認め、これが原因で痛みや炎症を繰り返していたことをご理解頂き、『抜歯する』か、『口腔外接着法』を検討して頂きました。
抜歯することで、抜歯後の処置の選択が、ブリッジ・入れ歯・インプラントを選択する必要があります。
『口腔外接着法』を選択されたことで、安定的に再植した歯根が正着することができれば、単独で被せ物にすることができます。(※歯根の状態や歯根膜の状態によって歯根吸収や動揺など正着しない場合もあります。)
今回、無事に炎症もなく、安定的な被せ物の装着ができました。健全な歯に比べると接着してある歯であるため、食事時など注意する必要はありますが、機能的にご満足頂き、快適に過ごされている事に大変嬉しく思います。
今後は、他の部分も含めて定期的なメインテナンスをさせて頂ければと思います。


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