e-NEXT VISION

NO.38 2006.12.18


サージテル導入にはいろんなドラマがあります。 読者の皆様が拡大治療の世界へ踏み出していただくきっかけになればと、導入した先生からお話をうかがいました。

 

自分が受けたい治療を、患者さんに提供したい。


あきら歯科 伊藤玲先生
【使用レンズ倍率:7倍】

 

 伊藤玲先生が大学卒業4年後に生まれ育った地元で開業したあきら歯科。 開業7年後には駅正面に場所を移してリニューアルオープンし、発展を続けています。 患者さんに提供したい医療や、拡大についてお話を聞きました。

拡大は共通言語

 伊藤先生は、ニューヨーク大学歯学部インターナショナル留学コースや同大学のインプラントCDEプログラムなど、各セミナーに積極的に参加しています。 拡大鏡を導入したのも、内藤正裕先生が主宰するくれなゐ塾に参加したことが大きいそうです。
 「あらゆることに気を使い、一切妥協をしない内藤先生の治療を学びたかったので参加しました。 実はくれなゐ塾のコースだけでなく、トップレベルの治療を受けて色々感じてみたいと思い、患者としても半年くらい通っているんです。 拡大のことも含め、質問をするとざっくばらんに教えてくださるので、本当に色々な気づきがありますね。 自分の医院でまったく同じことができるわけではありませんが、そこで得たものを自分の患者さんにできるだけ還元していきたいと思っています。 その内藤先生が色々なメーカーの拡大鏡を比較検討して行き着いたのがサージテルだと聞き、それならば間違いないと思って私も採用したんです」

写真:歯科衛生士 土屋和子さん 伊藤先生がサージテルを導入したきっかけはもう一つあります。 あきら歯科では、技工士さんと模型を見ながらディスカッションをしたり、技工士学校の生徒を受付やアシスタントで採用したりと、技工士さんとの連携に力を入れています。
 「技工士さんは、歯科医院の中を見る機会があまりありません。医院でどんな治療をして、型をとり、模型におこしているのか。 そこから技工士さんにどう伝えていくのか。これらを学生のときから知ってもらえれば、お互いのプラスになると思うんです」
 「そしてディスカッションをしているときに、『技工所で顕微鏡を使っているのに、なぜ医院サイドにはそういうものがないのか』と拡大を提案されたことも、きっかけのひとつになりました」
 また、あきら歯科では口腔内カメラ画像システムも設備し、患者さんへの術前術後の説明に使用しています。
 「例えばマージンラインの精度は、患者さんには見えにくいし、わかりにくいですよね。 でも、そこが治療の上で大切な部分なので、50倍の画像をモニターでお見せして説明し、納得していただくようにしています」
 このように、医療を提供する側がそのクオリティを上げ、医療を提供される側はクオリティを理解して納得する。 拡大は、そのための共通言語となっているのです。

高倍率で見ることから治療を始める

写真:歯科衛生士 土屋和子さん 「歯科医師は、医療人であることはもちろん、職人という面もあると思います」と言う伊藤先生。この点を詳しく聞いてみました。
 「歯科医師が手先が器用でなければいけないのは当然ですよね。 私は両利きなのですが、歯科医師の仕事は見ることから始まるわけですから、手技をグレードアップするには、高倍率で見ればもっと有利になると思いました」
 そこで伊藤先生は、2.5倍のルーペを経て、サージテルの最高倍率である7倍を導入しました。その使用感はどういうものだったのでしょうか。
 「2.5倍から7倍に移行したときには、やはり驚きがありました。 形成の精度をさらに上げられることに気づきましたし、細部にわたって見なければいけないという気持ちがいっそう強くなりました。 広範囲に渡る外科処置以外にはすべて使っていますが、間違いなく治療をステップアップできたと思います」
 「オークリーフレームの利点も大きいですね。 違和感がないので診療中ずっとかけていても疲れませんし、何より患者さんに怖いという印象を与えません」

 サージテルや口腔内カメラのほかにも、レーザーや位相差顕微鏡、デジタルレントゲンシステムなどを導入しているあきら歯科。 伊藤先生はその理由を、歯科の世界は日進月歩であり、最新の技術を患者さんに提供したいからだと言います。 最後に、伊藤先生が患者さんに提供したい治療についてお聞きしました。
 「患者さんは、たくさんある医院の中から、より良い治療をする医院を探しています。 そこで、『この歯医者さんに通おう』と選んでいただかなくてはなりません」
 「そのためにはどうしたらよいか。私は、その答えは歯科医師である自分自身やスタッフが受けたいと思うような治療を提供することだと考えています。 トップレベルの治療を自分で実体験しているのも、技工士さんと密に連携をとるのも、最新の技術を勉強するのも、そして拡大をベースに治療のクオリティを上げるのも、その治療を目指しているからなんです」

 

編集後記

 みずから患者になって尊敬する先生に診療してもらうことは、講演やセミナーなどでは表現できないことを体感できるひとつの方法だと思います。 常に患者の立場に立って考える玲先生だからこその行動ではないでしょうか。 取材中に玲先生が体験されたことをいろいろと教えていただくことができ、私自身も勉強になりました。
 ご紹介したほかにも、こだわりのオークリーフレームや患者さんとの接し方など読者の皆さんに伝えきれなかったことがたくさんあるので、興味のある先生方に伝えていこうと思います。
 玲先生、ありがとうございました。(上坂)

 

一年が経つのは早いもので、e-NEXT VISONも本号が今年最後の配信となりました。
ご紹介してきた生の声が、拡大に限らず先生方にとって何かの「気づき」になればと思います。

今年も一年、ありがとうございました。
新春第一号は122日配信予定です。恒例の特別インタビューを予定しています。
それでは、来年もまたe-NEXT VISONをよろしくお願いします。お体に気をつけて、よいお年をお迎えください。

術野拡大推進プロジェクト一同

 


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